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浄土真宗本願寺派 善教寺

六字釈義(ろくじしゃくぎ)


【題意】
 名号南無阿弥陀仏の意義を窺い、名号には阿弥陀仏の願行・悲智が円具されているのであり、衆生を往生成仏せしめる行体であることをあきらかにする。

【結び】
 名号南無阿弥陀仏のはたらき一つで救いが成立することを明らかにするのが、この六字釈義である。善導大師は、願も行も南無阿弥陀仏として完成されているとされ、宗祖は「行文類」においては、成仏に必要な智慧心も慈悲心も南無阿弥陀仏となって完成されているということを明らかにされ、『銘文』では衆生の信心となってはたらく南無阿弥陀仏であることを明らかにされる。したがって、救われるために衆生の側で用意するべきものは全くないこと、換言すれば、如来の一方的なはたらきによってすくわれてゆくことを明らかにするのが六字釈義である。








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